ジャガイモ
貧乏人にとって、少ない費用で大量の食料を買い込むことは至上命題。安くて美味しくてお腹いっぱいになる食材といえばジャガイモである。バイオ燃料の生産や中国の経済発展で穀物の値段が上がり続けている昨今では、輸入品の安い食材を買うことが難しくなってきた。話しによると、世界の人口が増え続けている中で、何の対策もしないまま今の調子で食料生産を続けていると、やがて食料危機が訪れるそうだ。食料農産物の約4割を海外からの輸入に頼っている日本では、食料品を買うことは困難となり、配給制になるという。そんな時、毎日の食卓に上がるのがジャガイモである。なぜジャガイモが栽培されるかというと、理由はこれだ。

痩せた土壌でも栽培しやすく、ビタミンやデンプンが豊富に含まれている上に、茹でる等の簡単な調理で食べられ、加熱してもビタミンが壊れにくいジャガイモは、江戸時代に幾度となく発生した飢饉の際に、サツマイモと同じく主食である米等の穀物の代用品として食べられ、ジャガイモによって飢餓から救われたという記録が残っている。このために「お助けイモ」と呼ばれた事がある。(Wikipediaより)
いつの時代もジャガイモは庶民の味方なのだ。

ところで、時々スーパーの野菜売り場で見切り品の安いジャガイモを購入することがあるが、売れ残りだけに芽が出ているのが気になる。ジャガイモの芽には毒があるから調理する時には取り除くべし、という話しを聞いたことがある。毒があると聞くと、本体の方は大丈夫なのか。取り除くってどれくらい取り除けばいいのかよくわからない。そこらへんも調べてみよう。

ジャガイモはソラニンやチャコニン(カコニン)などの有毒なアルカロイド配糖体を含む。これらはジャガイモ全体に含まれるが、特に皮層や芽、果実に多く含まれる。そのため、食べる際には芽や緑色を帯びた皮は取り除かなければならない。ソラニンなどの中毒症状は頭痛・嘔吐・腹痛・疲労感。毒性はそれほど強くはないが、小児は発症量が10分の1程度と成人より少なく、保育園、小学校の自家栽培による発育不良の小芋などは特にソラニンなどの量が多いため、中毒例が多い。芽を大量に食べて死に至った事例もある。ソラニンなどは加熱による分解が少ないため、対策としては芋を日光にあてず、暗所で保存し、芽を(緑色になった場合は皮も)丁寧に取り除く。ソラニンなどは水溶性のため、皮をむいて茹でたり水にさらすことである程度除くことはできるが、粉ふきいもで中毒した例が報告されているように、除ききれない場合がある。果実は、芽ほどではないにせよ、塊茎と比べソラニンの含有量は高いため食用に向くとは言い難い。(Wikipediaより)
そういえば、こないだ買った見切り品のジャガイモは皮をむくと緑色だった。皮の部分は大きく取り除いた方が良さそうだ。芽の部分はどれくらい取り除けばいいのかわからないが、多分、芽を食べなければいいのだろう。そういうことにしておこう。それにしてもジャガイモ全体に毒があるなんて知らなかった。毒のかたまりを食べているようなものじゃないか。芽を食べて死んだ人がいるなんて、お気の毒に。桑原桑原。

さて、ジャガイモの美味しい食べ方も知っておきたい。手の込んだことをすればいくらでも美味しくなりそうだが、貧乏暇無しというようにお金も時間も無い僕みたいな人でもできる簡単な調理法。いろいろ調べてみたが、ラップで包んで電子レンジでチンするといいらしい。ホクホクのジャガイモにバターを載せて出来上がりだ。とっても簡単。実際にやってみると熱くて皮がむけないので、最初からむいておくのがいい。バターはちょっと面倒だから、マヨネーズにするとOKだ。お醤油もいいらしい、今度やってみよう。


日付 2008年4月20日



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